RPO(採用代行)・採用コンサルティングを行う株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役兼執行役員社長:米田光宏)は、2026年10月16日(金)、日本外国特派員協会(東京・丸の内)にて、創業20周年記念「ツナググループ 人材戦略フォーラム 2026-27」(全5回)の第1回を満席のもと開催しました。
初回は「2027年、人材戦略はこう変わる」をテーマに、中央大学経済学部教授で労働政策審議会 職業安定分科会長を務める阿部正浩氏が基調講演を行いました。続くパネルディスカッションには、厚生労働省で労働市場政策・労働条件政策を統括し、現在は経済同友会 政策調査部 上席調査役を務める松原哲也氏が加わりました。当社ツナグ働き方研究所 所長で労働ジャーナリストの大野博司が進行を務め、政策・研究・報道の3つの視点から、最低賃金・労働基準法改正・外国人雇用が企業の人材戦略に与える影響を議論しました。
本フォーラムは、20年にわたり当社を支えていただいたお客様への感謝を、これからの人材戦略に役立つ知見として還元することを目的としています。当社は、人材採用支援企業としてだけではなく、労働市場・政策・企業実務をつなぎ、経営と人材戦略の意思決定に必要な知見と人脈を提供することで、企業の持続的な成長と組織変革をともに考えるパートナーを目指してまいります。第2回(11月25日開催)以降のお申し込みも受け付けています。
「ツナググループ 人材戦略フォーラム 2026-27」第1回概要
| 開催日時 | 2026年10月16日(金)17:00~19:30 |
|---|---|
| 会場 | 日本外国特派員協会 会見場(東京・丸の内) |
| テーマ | 2027年、人材戦略はこう変わる 最低賃金上昇・外国人雇用・労働法改正の“3大論点”から読み解く人材戦略の分岐点 |
| 登壇者 | ・中央大学 経済学部 教授/厚生労働省 労働政策審議会 職業安定分科会長 阿部正浩氏 ・経済同友会 政策調査部 上席調査役/リクルートワークス研究所 エグゼクティブ アドバイザー 松原哲也氏 ・(ファシリテーター)ツナグ働き方研究所 所長 大野博司 |
| 内容 | 開会挨拶(代表取締役兼執行役員社長 米田光宏)、基調講演、パネルディスカッション、交流会 |
基調講演:2027年、人材戦略はこう変わる(経済学から読み解く最低賃金と労働政策の論理)
阿部氏は、労働政策審議会の公益委員を務める経済学者の立場から、雇用・労働政策の基本的な考え方を解説。賃金が企業側で決まりやすい構造や労使間の情報の非対称性、過重労働による社会的コストといった「市場の失敗」を補うことが、政策介入の根拠であると説明しました。最低賃金については、生活保護との逆転解消や同一労働同一賃金の流れを背景に引き上げが続いていることを紹介し、雇用への影響は地域や企業の生産性によって異なるとの研究知見を示しました。さらに、生産性向上の成果が賃金に十分分配されていないことが先進国共通の課題であると指摘し、賃金が上がらない状況が続けば、さらなる政策的な対応もあり得るとの見方を示しました。
パネルディスカッション:最低賃金・労働基準法改正・外国人雇用(2027年に企業が備えるべき変化)
最低賃金については、大野が発効時期の地域差の拡大や、引き上げの影響を受ける企業・労働者の割合の増加を紹介。松原氏は全国加重平均を目標とする仕組みの構造的な課題を、阿部氏は賃金と物価が連動して上がる環境が整うかどうかで最低賃金の役割が変わるとの見方を示しました。
労働基準法改正については、両氏ともに労働時間の上限規制の大幅な緩和は考えにくいとの見方を示し、阿部氏は働き方の弾力化の可能性に言及しました。あわせて、勤務間インターバル制度や、副業・兼業時の労働時間通算に伴う割増賃金の見直しなど、採用や短時間人材の活用に直結する論点が取り上げられました。
外国人雇用では、2027年4月に技能実習制度が育成就労制度へ移行することを踏まえ、松原氏が、円安や他国との人材獲得競争が進む中で「外国人材を安く活用する」発想からの転換が企業に求められていると指摘しました。最後に大野が、開会挨拶で当社代表 米田が述べた「10年後に振り返ったとき、2027年が大きな転換期だったと言えるのではないか」との認識に触れ、議論を締めくくりました。
提起された論点は、以降の各回でさらに掘り下げます。人材の定着・活躍や人材循環については第2回で、外国人雇用は第3回で内閣官房 外国人との秩序ある共生社会推進室 兼 出入国在留管理庁 参事官(在留企画)の安東健太郎氏を迎え取り上げます。
本フォーラムについて
当社の創立20周年を記念した全5回のフォーラムです。各回、有識者や企業の人事責任者が登壇し、制度の動向と現場の実践事例の両面から、経営層・人事責任者の皆さまが抱える課題に向き合います。
【第2回】 2026年11月25日(水)15:00~16:30会場(ツナググループ銀座オフィス)/オンライン 人材は“採る”から“活かす”へ 労働人口減少時代の人材確保戦略 登壇:大野博司(労働ジャーナリスト/株式会社アドバンスニュース 代表取締役)、北林寿仁氏(佐川急便株式会社 東京本社 人事部 部長) |
【第3回】 2027年1月26日(火)15:00~16:30会場(ツナググループ銀座オフィス)/オンライン 労働人口減少下で外国人材はどこまで活躍できるのか 登壇:安東健太郎氏(内閣官房 外国人との秩序ある共生社会推進室 兼 出入国在留管理庁 参事官)、小泉拓也氏(株式会社ドミノ・ピザ ジャパン オペレーション戦略課 マネージャー) |
【第4回】 2027年2月22日(月)15:00~16:30会場(ツナググループ銀座オフィス)/オンライン 従業員を守れる企業は何が違うのか カスハラ・職場トラブルの“構造”と現場運用の設計術 登壇:原昌登氏(成蹊大学 法学部 教授)、八田隆太郎氏(株式会社クスリのアオキ 人事部 次長) |
【第5回】 2027年3月10日(水)17:00~19:30JPタワーホール(東京・丸の内) ※会場のみ ツナググループ20周年特別記念講演「人材戦略から“組織戦略”へ」 勝ち続ける組織のリーダーシップとは 登壇:原晋氏(青山学院大学 陸上競技部 監督)、丸川珠代氏(衆議院議員) |
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| 本件に関するお問い合わせ | 株式会社ツナググループ・ホールディングス 広報担当(沼畑・白川) Mail:tghd-info@tsunagu-grp.jp |
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