代表挨拶

2007年の創業以来、従業員数1,000名以上の大手企業を中心に、約15万事業所の採用支援、アルバイト・パートタイマーで働く方を年間300万人の就労支援を行うと同時に事業拡大をして参りました。創業当時に比べ環境変化の大きさも速度も加速、不確実性が日々増していることを強く感じています。

2019年末、中国武漢市から始まった新型コロナ感染症ウイルスは、日本のみならず世界の生活習慣を大きく変容させました。就労・雇用環境もその限りではありません。少子高齢化・人口減少が進む日本においては、諸外国と比べても大きな変化を迫られました。


急激に膨らむ求人広告費・採用関連手数料、複雑化する労務管理労働法・職安法改正など雇用に付随するリスクは増大の一途を辿っています。人材確保がそのまま業績連動する中、特に多店舗・他拠点展開企業では現場の人手不足が悲鳴となり、本部とのコミュニケーションも悪化するなど問題はより複雑化し人事・採用責任者の悩みは増していくばかりとなっています。
そして、課題の起点は「人が足りない」という現状。
人事課題の一つであった採用課題が人事課題の根幹に迫っていると言えるのではないでしょうか?
その課題解決に対して、我々が考えるKeywordは2つ「T.P.O.(Task Portfolio Optimization)業務ポートフォリオの最適化」と「H.P.O.(Hiring Portfolio Optimization)雇用ポートフォリオの最適化」です。

「T.P.O.(Task Portfolio Optimization)業務ポートフォリオの最適化」とは人・AI・ロボットなどに適切に業務を振り分けることを指しています。
例えば、業務分解し、接客・接遇など付加価値に直結すると言われる“感情労働”を人が担い、定量的な経験則が効果を発揮する“頭脳労働”はAI等のインテリジェンスが担い、頻度が高く、定型的な業務“単純労働”をロボット等のテクノロジーが担保する。

「H.P.O.(Hiring Portfolio Optimization)雇用ポートフォリオの最適化」とは正社員、アルバイト・パート、単発雇用、派遣・アウトソーシングを適切に組み合わせることを指しています。

例えば、週5日×1日/8時間の労働力を、週2日だけ働くシニア、お昼の3時間だけなら働くことができる主婦・夫、日本語のコミュニケーションが限定されるだけで、しっかりと業務は行える外国籍の方。など属性の組み合わせ。
企業に属し雇用される事を大事にされる方、逆に雇用されずに自由に職場を選ぶ事を大事にされる方。などの就労の在り方の組み合わせ。


この「業務ポートフォリオ」と「雇用ポートフォリオ」を、業務内容、現場実態や業務繁閑を鑑み、最適に組み合わせることこそが、採用力そのものの向上と我々は考えています。

我々はお客様それぞれの採用課題に対してのコンサルティングと、高品質なソリューション提供を行うことで、お客様の採用課題解決を実現します。そしてその職場で働く方が、イキイキと活躍していただく職場環境保全や多様性の受容と推進を努めることで、日本の社会課題である需給ギャップ解消に向けて圧倒的な大きな力になりたいと考えています。

“つなぐ、つなげる、つながる。”
私達は社会にとって無くてはならない存在、「採用市場のインフラ」企業を目指します。
 
 

株式会社ツナググループ・ホールディングス
代表取締役兼執行役員社長 米田 光宏

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