多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都中央区)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表していきます。今回は7月下旬に発表された最新データをもとに2024年6月度レポートについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら
<トピックス>
1.6月度の有効求人倍率は1.23倍。前月より0.01ポイント低下。
2.完全失業率は2.5%。前月差-0.1ポイント、前年同月と同水準。
3.新規求人数は前年同月比-9.4%で10か月連続マイナス。
■1.6月度の有効求人倍率は1.23倍。前月より0.01ポイント低下。
2024年6月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で、前月差-0.01ポイント、前年同月差-0.08ポイントとなり、3か月連続で前月より低下しました。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.19倍で前年同月差-0.12ポイント。2022年1月以来29か月ぶりに1.2倍を下回りました。
正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.00倍、前月同月差-0.03ポイントとなりました。
■2.完全失業率は2.5%。前月差-0.1ポイント、前年同月と同水準。
完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月差-0.1ポイント、前年同月と同水準という結果になりました。年齢階級別では、15-24歳(-0.3ポイント)と25-34歳(-0.4ポイント)が前年同月より改善しました。完全失業者数は181万人で、前年同月より2万人増加しています。
■3.新規求人数は前年同月比-9.4%で10か月連続マイナス。
新規求人数の伸び率は前年同月比-9.4%と、10か月連続でマイナスとなりました。産業別の伸び率では産業別にみると製造業(14.6%減)、生活関連サービス業,娯楽業(13.7%減)、建設業(12.8%減)、教育,学習支援業(11.5%減)、サービス業(他に分類されないもの)(10.4%減)などで減少となりました。グラフの主要7産業(※1)すべての産業で減少となりました。
※1)当研究所では求人数の規模が大きい産業で、雇用者の中に含まれるアルバイト・パート雇用者が多い産業、具体的には建設業・製造業・運輸,郵便業・卸売業,小売業・宿泊業,飲食サービス業・生活関連サービス業・サービス業(他に分類されないもの)を7主要業種として定義し、捕捉しています。
(出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和6年6月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2024年(令和6年)6月分結果)」
■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区/代表取締役兼執行役員社長:米田 光宏)を母体とする、働き方のミライを描き、現場のリアルとの乖離を埋めていくための研究・発信を行なっていく組織です。「労働市場のリアルを、機動的かつ独自の視点から浮き彫りにする」というスタンスで、定点観測的基幹調査から就業者の行動実態を把握する月次調査まで、多岐にわたる調査活動を行っています。
●過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/
バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/
【アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/
本件に関するお問い合わせ | ツナグ働き方研究所
(株式会社ツナググループ・ホールディングス) 担当:和田
MAIL :tsuna-ken@tsunagu-grp.jp |
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