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2024年2月度の有効求人倍率は1.26倍。2か月ぶりに前月を下回る。- 労働市場データレポート(2024年2月度版)-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表しています。
今回は3月下旬に発表された最新データをもとに2024年2月度レポートについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら

<トピックス>
1.2月度の有効求人倍率は1.26倍。2か月ぶりに前月を下回る。
2.完全失業率は2.6%。前月差+0.2ポイント、前年同月と同水準。
3.新規求人数は前年同月比-3.6%。6か月連続マイナス。



■1.2月度の有効求人倍率は1.26倍。2か月ぶりに前月を下回る。
2024年2月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で、前月差-0.01ポイント、前年同月差-0.08ポイントとなり、2か月ぶりに前月差でマイナスとなりました。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.23倍と前月差-0.02ポイント、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍、前月差+0.01ポイントとなり、正社員の有効求人倍率が唯一前月より上回る結果となりました。




■2.完全失業率は2.6%。前月差+0.2ポイント、前年同月と同水準。
完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月差+0.2ポイント、前年同月と同水準という結果になりました。年齢階級別では、15-24歳(-0.7ポイント)、25-34歳(-0.2ポイント)が前年同月より改善しました。完全失業者数は177万人で、前月より14万人増加しています。




■3.新規求人数は前年同月比-3.6%。6か月連続でマイナス。
新規求人数の伸び率は前年同月比-3.6%と、6か月連続でマイナスとなりました。産業別の伸び率では情報通信業(4.2%増)、サービス業(他に分類されないもの)(0.7%増)、医療,福祉(0.0%増)のみが増加しました。一方で、製造業(8.7%減)、宿泊業,飲食サービス業(8.4%減)、生活関連サービス業,娯楽業(7.9%減)など多くの産業では前年同月を下回っています。



(出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和6年2月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2024年(令和6年)2月分結果」


■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役兼執行役員社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。

◎過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/

バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)    
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/

【アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/


労働市場レポート2024年2月度版




本件に関するお問い合わせ ツナグ働き方研究所 (株式会社ツナググループ・ホールディングス) 
担当:和田
MAIL :tsuna-ken@tsunagu-grp.jp